• ユーザ導入事例

東京造形大学

AppDirector OnDemand Switchを活用で
信頼性・可用性に優れたアプリケーションデリバリー環境を実現



国内有数のデザイン/美術高等教育機関である東京造形大学では、アプリケーションデリバリー環境の強化に向けて、既存のサーバー負荷分散装置をリプレース、新たにラドウェアの最新鋭アプリケーションデリバリー「AppDirector OnDemand Switch」を導入した。これにより、冗長化されたサーバーの安定稼働、高速で快適な利用環境の確保、サービスレベルのさらなる向上と運用管理負荷の軽減を実現している。

高品質サービスの提供へ、サーバーの冗長化と負荷分散にいち早く取り組む

東京造形大学では学内ネットワークに、学生向けのメールや掲示板、履修登録など多彩な情報サービス、講義・演習支援、学外への情報発信など、充実した情報環境を構築しているが、これらをすべて自前で行っている。ネットワークインフラの構築・運用、各システムの開発、サーバーなどの運用管理、また2000名に及ぶ全学生・教職員に付与したID管理/アクセス制御、コンテンツ管理から、教務事務系のシステムの開発・運用まで、同大学事務局のシステムチームで行っている。システムチーム長 田口 浩一氏は「限られた人的パワーでいかに効率的に効果的にサービスレベルを維持していくか、それが常にテーマになっています」と語る。

サービス停止を回避するためのサーバーの冗長化に、いち早く取り組んだ理由もそこにあるという。また一方で、入試合格発表などのイベント時には学外から集中的なアクセスが発生し、レスポンスが低下するなどの問題も発生していた。そこで、2000年前半には、サーバー負荷分散装置を導入し、未然の問題への解決策を講じていた。しかし、既存他社製品のサポート終了と、さまざまなWebサービスの追加に伴い、現在のシステムに最適なリプレース製品の検討の計画に至ったという。

田口 浩一 氏

東京造形大学
事務局長付システムチーム長
田口 浩一 氏

価格性能比の高さ、豊富な稼働実績でAppDirectorを採用

同大学の場合、機器の選択もすべてシステムチームで自ら情報を収集し、検討して決めている。採用の基本要件は信頼性・可用性が高く、安定稼働することだという。「万一、トラブルが発生すると直接自分たちの負荷になります。ですから稼働実績が豊富でトラブルが発生しないこと、運用管理もシンプルで負荷がかからないことなどが、選定の条件になります」(田口氏)。

新しいサーバー負荷分散装置の選定においても、各社の製品について情報を収集し、徹底して比較検討を行った。その結果、採用されたのがラドウェアのAppDirector OnDemand Switchだ。決め手になったのは、価格性能比の高さもその1つだ。他社製品と比べるとAppDirectorの価格性能比は圧倒的に高いという。また、機能的にシンプルで運用がしやすいことも高く評価した。「さまざまな機能を組み込んで価格の高い製品もありますが、そこまで複雑なものは必要ない。シンプルで機能的に優れていることが重要なポイントです」(田口氏)。そして3つ目は、やはり安定稼働。稼働実績として示されているAppDirectorの高信頼性・可用性を評価したという。

また、新プラットフォームのOnDemand Switchについては、将来、実際に利用するか否かは別にしても、必要な時に柔軟かつ容易にスループットを拡張できる点は、機能的に高く評価されている。

システム構成イメージ

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高速・快適なサービス利用環境を確立、一層のサービスレベル向上を目指す

AppDirectorは2009年2月に設置、運用を開始している。導入・設定作業は容易で、数十分間サービスを停止したのみで完了した。またその後、一度のトラブルもなく順調に稼働している。

効果については、Webの高速化などが挙げられる。システムチーム 野邊 伸一氏は、「映像などのリッチなコンテンツが増えていますが、自宅からでもストレスなくアクセスできているのは、AppDirectorの効果と言えます」と語る。また、AppDirectorに標準搭載されているSSLアクセラレーション機能、マルチメディア・コンテンツの圧縮機能など、これまでになかった機能が新たに利用できるようになった定性的効果も大きいという。

同大学では、AppDirector導入で、アプリケーションデリバリー基盤を強化し、Webサービスを高速かつ快適に利用できる環境を確保できたことで、今後はさらに質の高いサービスの提供を目指していくという。「表現力に富んだ映像などのコンテンツの充実や、利便性の高いWebサービスの開発・提供をさらに進めたい」(野邊氏)。そのために、サーバーの冗長化に加えて回線の冗長化の検討も進めている。現在、インターネット接続は商用サービス1回線を利用しているが、ラドウェアの回線冗長化装置「LinkProof」の導入を検討し、複数回線を使ってのマルチホーミング環境を構築することにより、一層のサービスレベル向上を図りたいとしている。

野邊 伸一 氏

東京造形大学
事務局長付システムチーム
野邊 伸一 氏

AppDirector

新世代のハードウェア・プラットフォームOnDemand Switchを実装した、アプリケーションデリバリー製品。Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなど各種サーバの高速で安定した利用環境を提供する。OnDemand Switchの実装で卓越したハイパフォーマンスを実現、またソフトウェア・ライセンスの適用による柔軟かつ容易なスループットの拡張、サービスの追加を可能にしている。

東京造形大学とは

東京造形大学

1966年創立のデザイン/美術大学。「造形の思想」を基本理念に創造的な表現者の育成を指向。高度な専門性と広く社会全体を視野に置く総合性を合わせて探求する独自の教育手法で知られ、数多くの造形作家、画家、映画監督、デザイナー等を輩出している。海外の美術大学との国際交流も積極推進。デザイン、美術の2学科に11の専攻領域があり、徹底した少人数教育が特徴。大学院も併設。学生数は学部1867名、大学院108名(2009年5月1日現在)。

●所在地:
〒192-0092
東京都八王子市宇津貫町1556
●学部:
【理工学部】
・デザイン学科:グラフィックデザイン/写真/映画/アニメーション/メディアデザイン/室内建築/インダストリアルデザイン/テキスタイルデザイン/サステナブルプロジェクトの9専攻領域
・美術学科:絵画/彫刻の2専攻領域
●大学院:
・造形研究科:デザイン/美術の2研究領域
●URL:http://www.zokei.ac.jp/