• ユーザ導入事例

NSW 日本システムウエア

クラウドサービスにおいて、一番怖いのはサービスを止めること。
信頼性、拡張性、運用性などを検討した結果、
オンデマンドで拡張可能なロードバランサAppDirectorを選択しました。


POINT

  • クリティカルなシステムでの豊富な安定稼動実績
  • クラウドサービスを支えるオンデマンド拡張性
  • 製品の使いやすさとマクニカネットワークスの充実したサポート体制

高セキュリティかつ高信頼性のクラウドサービス「BlueSpider」

1966年の創業以来、独立系のIT企業としてソフトウエア開発から、デバイス開発、そしてシステムインテグレーション事業、さらにデータセンター事業を中核としたクラウドサービス事業へと、時代の要請に応えながら事業領域を拡大してきたNSW。2009年9月には、リソース使用・監視・運用までをトータルで提供するIaaS型クラウドコンピューティングサービス「BlueSpider」の提供を開始した。

「『BlueSpider』は、従来から運営してきた自社データセンター上に構築した、高セキュリティかつ高信頼性のクラウドサービスです。しかし、単に仮想的なITリソースを提供し、あとはお客様任せというクラウドサービスではありません。既存環境から仮想環境への移行設計などをサポートするインテグレーションサービスはじめ、バックアップサービス、監視サービス、テクニカルサポートなど、長年にわたるシステムインテグレーションやアウトソーシング事業を通じて培ってきた実績とノウハウを最大限に生かしたオプションサービスを用意しています。これらのオプションを組み合わせてご利用いただくことで、お客様のニーズに最適なクラウド環境を実現できます」(ITソリューション事業本部 基盤ソリューション事業部ネットワークソリューション部 主任 遠藤 重樹 氏)

遠藤 重樹 氏

日本システムウエア株式会社
ITソリューション事業本部
基盤ソリューション事業部
ネットワークソリューション部 主任
遠藤 重樹 氏

bluespider

信頼性、柔軟性、拡張性が求められるロードバランサの選定要件

「BlueSpider」では、サービス提供開始後すでに数十社によるシステムが稼働中だという。そのためNSWでは、さらなる需要の拡大を見込み、システムの増強と機能強化に取り組む中、ロードバランサの入れ替えを決定した。

「クラウドサービスは、さまざまなお客様が構築するあらゆるシステムへと対応するための柔軟性と拡張性、そして信頼性が求められます。ロードバランサはシステムの入口に設置される機器なので、その性能はシステム全体の信頼性やパフォーマンスに影響します。そのため、さまざまな要件を設定して慎重に選定作業を行いました」(遠藤氏)。

遠藤氏によれば、まずロードバランサ選定の基準として、下記の基本機能を設定したという。

・L4だけでなくL7におけるスイッチングをサポートし、ネットワーク・プロトコルの判別はもちろん、携帯コンテンツなどにも対応した負荷分散が可能である。
・VLANに対応しており、冗長構成が組める。
・SSLの暗号化と復号化の処理を代行できる。

これらの基本機能を満たしたロードバランサの中から最終的に選ばれたのがAppDirectorだ。

現在、巷にはさまざまなロードバランサ製品が溢れている。その中にはAppDirector以外にも基本条件を満たす製品やコストパフォーマンスが極めて高い製品があったという。しかし、カタログ上のスペックがどんなに高くとも導入実績の少ない製品では実際にその性能が発揮される保証が少なく、高い信頼性が求められるクラウドサービスでの利用はむずかしい。

「クラウドサービスにおいて一番怖いのはサービスを止めることです。信頼性という観点からも、運用性や稼働実績は製品を選定する上での重要なポイントとなりました」(遠藤氏)。

遠藤氏が基本機能の次に設定した選定ポイントがつぎの3点だ。

(1)クラウドサービスに最適な拡張性

・オンデマンド型のため、初期導入時は最小のライセンスを購入し、ビジネスの成長に合わせて段階的にアップグレードすることで、ハードウェアの交換なく、システムは止めずに機能・性能を拡張できる。
・他社に先駆けてロードバランサでIPv6 ReadyLogoを取得したAppDirectorであれば、将来IPv4が枯渇した際にも安心してIPv6環境で利用できる。

(2)豊富な導入実績に裏打ちされた信頼性

・大手キャリア、金融などクリティカルなシステムでの導入実績も豊富で、自社導入以上に信頼性を求められるサービス提供においても安心して導入できる。

(3)運用負荷を軽減する優れた操作性

・高度な設定や複雑な設定であっても、すべてGUIで作業ができるため、エンジニアの運用負荷を軽減できる。
・最短でも2018年までハードウェアの保守サポートが提供されるので、長期間、安心して利用できる。

AppDirectorは上記のようなクラウドサービスへの導入に求められるポイントをクリアし、なおかつコストパフォーマンスの高い唯一の製品だったのである。

サポート体制が充実しているので、品質の高いクラウドサービスを提供できる

また、NSWではマクニカネットワークスによるAppDirectorのサポート体制に関しても高く評価している。たとえば、マクニカネットワークスが独自に制作した日本語操作マニュアル。単に英語のマニュアルを翻訳したものではなく、導入手順や設定の手順がわかりやすく説明してあるので、導入・運用の負荷を抑えることができるという。

「マクニカネットワークスは、AppDirectorをはじめとしたラドウェア社製品の導入実績が豊富です。製品を知りつくしているというだけでなく、独自の経験とノウハウを持っています。そのため、導入作業の負荷を軽減することができ、検討を開始してから2カ月ほどでAppDirectorを導入することができました。

また、一般的なシステム以上にクラウドの場合は、システムの稼働状況に応じたロードバランサの設定が必要です。マクニカネットワークスにはトラブル対応だけでなく、システム全体のパフォーマンスを高めるための設定に関するアドバイスなども期待しています」(ITソリューション事業本部 基盤ソリューション事業部 ネットワークソリューション部 根本 修一氏)。

製品そのものの使いやすさだけでなくサポート体制の充実は、品質の高いクラウドサービスを提供し続けるために不可欠なポイントとなるようだ。

根本 修一 氏

日本システムウエア株式会社
ITソリューション事業本部
基盤ソリューション事業部
ネットワークソリューション部
根本 修一 氏

「BlueSpider」の機能や信頼性を高めるための提案やサポートを期待

クラウドサービスの重要な共通基盤として、ロードバランサの整備を完了した「BlueSpider」。今後は、単純にITリソースをクラウドに移行するだけでなく、社内外のクラウドや既存のシステムと連携させたハイブリッドタイプの利用が促進していくと言われており、さらなる機能強化が図られていくことになるという。

「これからも『BlueSpider』の機能を充実させながら、お客様にとって理想的なクラウド環境の構築をサポートしていきたいと考えています。

マクニカネットワークスは、日本ラドウェア社だけでなくイスラエルのRadware Ltd.とのパイプも太いので、AppDirectorだけでなく、ラドウェアの回線負荷分散製品とAppDirectorとを組み合わせたシステムパフォーマンスの向上など、ネットワークの専門家の視点から、『BlueSpider』の機能や信頼性を高めるための提案やサポートを大いに期待しています」(遠藤氏)。

ビジネスパートナーとして、マクニカネットワークへと寄せる期待は大きい。

システム構成イメージ

  • 拡大します

AppDirector

新世代のハードウェア・プラットフォームOnDemand Switchを実装した、アプリケーションデリバリー製品。Webサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバなど各種サーバの高速で安定した利用環境を提供する。OnDemand Switchの実装で卓越したハイパフォーマンスを実現、またソフトウェア・ライセンスの適用による柔軟かつ容易なスループットの拡張、サービスの追加を可能にしている。

NSW 日本システムウエアとは

NSW 日本システムウエア

独立系のシステムインテグレーター「日本システムウエア株式会社(NSW)」。同社が提供するIaaS型クラウドコンピューティングサービス「BlueSpider」のロードバランサには、ラドウェアのAppDirecto(アップダイレクター)が採用されている。導入の背景とAppDirectorを選択した理由について話を伺った。

●本社所在地:
〒150-8577
東京都渋谷区桜丘町31-11
●事業概要:
ITソリューション、プロダクト
●導入時期:
2010年8月
●URL:http://www.snsw.co.jp/