• ユーザー導入事例

アマノ ビジネスソリューションズ

アマノビジネスソリューションズが新世代ロードバランサ「ADC-VX」を導入し、
新サービスに向けた仮想化基盤を構築


POINT

  • 将来のビジネス拡大に即応できる柔軟な仮想インフラの構築
  • 専用アプライアンスならではの高い処理能力
  • 仮想アプライアンスを上回るコストパフオーマンス
  • 階層的で分かりやすいCLIによる高い操作性

仮想化のメリットを最大限に活かせるロードバランサを模索

アマノビジネスソリューションズは人事、給与や勤怠管理のためのアプリケーションを開発、SaaSで提供している。データセンタを関東と関西に持ち災害時にも継続的にサービスを提供できる体制を築いており、600社以上、利用者20万名以上の稼働実績を持っている。好調なビジネスを背景にトラフィックは増加し続け、設備拡張が求められるようになった。
「データセンタに設置した既存のサーバ設備の利用率が高まり、ラックを増設することになりました。インフラも新規で増設するタイミングだったため、従来の設備にとらわれずに将来のサービス拡張やインフラ増設に柔軟に耐えられるシステムを導入しようと計画を始めました」
アマノビジネスソリューションズ株式会社 サービス事業本部の筒井 友吾氏は、設備増設スタート当時についてそのように話してくれた。新たに増設される設備は既存サービスに使われるものではなく、アマノビジネスソリューションズが新たに展開するサービスや、グループ企業の業務アプリケーションなどを稼働させるための基盤となるもの。そのため、どのようなアプリケーションが動作することになるのかは見えていない状況での計画スタートだった。
どのようなアプリケーション、サーバが稼働するとしても対応できるよう、新たに増設されるラックに収められる機器類は、仮想化をキーワードに選定が進められた。アプリケーションを配信するサーバ、ネットワークはもちろん仮想化されている。ロードバランサについても、仮想インフラを効果的に活用できる機能が求められた。情報収集を行ない、スペック上の比較から候補を数製品に絞り込んだうえで筒井氏は展示会を訪れ、候補となる製品を探したという。
「サーバやネットワークは仮想化されており、インスタンスをコピーするだけでリソースを確保してビジネスの要請に応えられます。ロードバランサも同じように、必要に応じた柔軟なリソース確保ができることが求められました」
このように柔軟性、拡張性、性能などの様々な厳しい視点から比較検討を行った結果、選ばれたのはAlteon Application Switchを仮想化し、1台のハードウェアに集約できるRadwareのADC-VXだった。

モデルケース1

アマノビジネスソリューションズ株式会社
サービス事業本部
システム運用第一チーム
筒井 友吾 氏

仮想アプライアンスを上回るコストパフォーマンス

製品選定においてもっとも重視されたのは、インフラ全体で仮想化のメリットを最大化できること。仮想化基盤上でサーバをコピーできても、物理ネットワークの変更が必要であればそのたびにデータセンタへ出向いて設定変更を行なわなければならない。それでは仮想化のメリットがスポイルされてしまう。そこで、物理ネットワークの変更が不要な仮想アプライアンス製品が当初は候補に挙げられ、検討されていた。仮想アプライアンス製品であれば、ロードバランサとサーバ、スイッチのセットを仮想化基盤上でコピーするだけで、すぐに新たなサービス配信環境を構築できる。しかし1サービス当たり1サーバではオーバースペックであり、なおかつ多数のコピーを作ることで生じるライセンスコストを考えると、必要なスペックに対してコストが大きすぎることが懸念された。かつ、仮想アプライアンス製品はサーバのスペックによりパフォーマンスが大いに左右される可能性があることも引っかかっていた。その点、ADC-VXであれば仮想化されたロードバランサをコピーしてリソースを確保するという同様の機能を持ちつつ、専用アプライアンスのため処理能力を担保できる上にコスト面でも有利だったと筒井氏は言う。
「ADC-VXは専用アプライアンスでありながら、仮想アプライアンスと同じように使えます。今回は特にその点に注意して、単純なロードバランサとしてコピーして使えるようにvADCを設計しました」
仮想アプライアンスは物理的なネットワーク変更なしにリソースを確保できるのが魅力だが、あらかじめネットワーク帯域に余裕を持たせておくことでADC-VXでも同じことを実現できる。今回導入されたAlteon 5224は26のネットワークポートを持ち、最大スループットも16Gbpsと余裕があるので、受け皿としての能力も十分だ。それでいてコストは仮想アプライアンスより低く抑えられていると筒井氏は説明する。

「将来のトラフィックを考えて大き目の受け皿を用意しましたが、AlteonはPay-as-You-Growのライセンス体系をとっているので、今は必要なスループット分のライセンス負担で済みます。初期投資が低く抑えられるというのも、Alteonが仮想化基盤と相性がいいポイントですね」
また、タグVLANに対応したスイッチ的な動作をしてくれることも選定理由のひとつだった。仮想スイッチ配下のセグメントが多岐にわたっており、タグVLANで上位ネットワークに取り次いでいるため、上位側のネットワークにおいても同様の動作をわかりやすく設定できる必要があった。
「スイッチ的な動作が得意な製品という印象があります。タグVLANへの対応も柔軟で、仮想化インフラとの相性がいい製品だと感じています。ネットワーク機器的に利用するという意味では、CLIの使いやすさもポイントですね」
筒井氏はそう語り、実際にCLIで設定を行なったときの状況についても話してくれた。ADC-VXの設定を実際にCLIを使って行ない、L2までをグローバルで設定、L3以上の上位レイヤーはvADCごとに設定するというように使い分けられている。AlteonのCLIはコマンドがレイヤーごとに階層化されているので、操作中にどのレイヤーの設定を行なっているかがわかりやすく、設定でとまどうことはなかったという。また一方でGUIも作りこまれているので、ネットワーク機器に慣れていない他の技術者に操作を任せる際にも不安はないと語ってくれた。

システム構成イメージ

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安定したサービス提供を支える支援体制にも大きな期待

2012年9月、ADC-VXを導入した新たな仮想化基盤の構築が完了した。既存環境とは別のネットワークセグメントとして構築されており、2012年11月頃から順次、既存環境からのサービス移行や、新たなサービス提供に活用されていく予定だ。導入したAlteon 5224は24個のvADCを動作させられるスペックを持っているが、アマノビジネスソリューションズでは将来の使い分けを見越した上でvADCを最大5つと想定。その範囲で最大限の能力を発揮できるよう、リソースを割り当ててvADCを設計した。導入に当たって、まずハンズオントレーニングに参加し、実際に機器に触れて基本的な設定方法を一通り習得しました。
さらに、導入した機器には販売代理店が作成した詳細なマニュアルが添付されていたこともあり、基礎的な疑問で戸惑うことはなかったと筒井氏は振り返る。
「他社では見たことがないほど、きれいにまとまったマニュアルが用意されていました。そのため、設定でつまづいた際にも自分である程度のところまで調べてから、疑問点を絞って質問できたので助かりました。また、問い合わせに対する対応も早く、課題解決はとてもスムーズでした。対外的なサービスに利用する機器なので、こうしたサポート体制があるのは心強いですね」
今後はアマノビジネスソリューションズのサービスで求められる機能をどのように設定、運用できるのかを検証したのちに、実際のサービス運用に供される。新規サービスの立ち上げ時や、社外で運用しているサービスの収容など、要件に柔軟に応じられる環境が整ったと、筒井氏は期待している。
「実際にどのようなサービスに使われるかはまだ見えていませんが、新たに何かを始めたいというビジネス的な要件に、これまでよりも前向きに対応できるインフラを用意できたと思います。実際の利用シーンでは、また新たに課題が生じることもあるかもしれませんが、Radwareや販売代理店の支援体制があればスピーディに解決できると確信しています」
筒井氏は最後に、期待を込めてそう語ってくれた。

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Alteon Application Switch Series

シンプルで安定性・信頼性に定評のあるAlteon OSとラドウェアの次世代ハードウェアプラットフォーム「OnDemand Switch」が融合した新世代のAlteon Application Switch。1台のハードウェアで複数の仮想ADCを稼働させる革新的テクノロジー「ADC-VX」に対応、データセンター内のADCを1台のハードウェアプラットフォームに集約することができます。アプリケーションデリバリー基盤の仮想化を容易に実現でき、コストを抑制しつつ将来にわたる柔軟かつ俊敏なサービス提供や拡張が可能になります。

アマノビジネスソリューションズとは

アマノ ビジネスソリューションズ

アマノグループのオンラインサービスやクラウドコンピューティング事業を担う企業として2000年に設立。600社20万人の利用実績を持つ就業、給与、人事管理アプリケーションCYBER XEEDや、CYBER REFINE HRなどのオンラインサービスを中心に、給与計算のアウトソーシングサービスや電子文書向けの時刻認証サービスを提供している。

●本社所在地:
〒222-0011
横浜市港北区菊名7-3-24
アマノギャラクシービル
●事業概要:
就業管理・人事管理・時刻配信・その他関連商品の企画・開発・販売・保守など
●URL:http://www.i-abs.co.jp/